職人技 ― 2007年01月23日

マンガ家浦沢直樹氏を取り上げた番組を見ました。代表作は「YAWARA」
「MONSTER」「20世紀少年」「PLUTO」。読んでなくてもタイトルを知って
いる人は多いのでは?DAIは「パイナップルアーミー」「MASTERキートン」
を友人から借りて読んだだけです。アニメ版の「MONSTER」はほとんど
全部見ました。原作を読んだらはまりそうなので手が出せません(^^;)。
その程度の読者ですが、興味深い番組でした。
自分の作品に対する考え方やスタンスが、(おこがましいとは思いますが)
共感する部分が多く……ある意味、痛かったです。もっと興味深かったのは
実際に原稿を描いている場面や原稿そのもの。1本のペンで様々な線を
引くというのはすごく難しいです。しかも丸ペン。筆圧が高く、しかも強弱を
制御できないと無理です。すごい職人技。あのペン軸を持っても、誰も真似
できない極地ですね、あれは。
人物にペン入れしている場面。枠線はまだ鉛筆で描かれただけなのに、
どこも切れずに端まできちんとペン入れ。つまり下描きを描くとき消しゴムで
訂正を入れず、線は最後まで力を抜かず、きっちり描いているんですね。
すごく丁寧なお仕事。同時に手や身体にかなり負担がかかると思います。
職人技を堪能させていただきました。
……「MONSTER」、やっぱり読んでみようかしら(^^;)。
◆本日購入したマンガ
「ルードヴィッヒ革命」第2巻(由貴香織里/白泉社)
グリム童話をベースにした、美形で頭が切れて性格に問題のある王子
ルードヴィッヒのお妃捜しの旅の物語。グリム童話をネタにしたマンガは
数あれど、ここまでとんでもない登場人物が出てくるのは珍しいでしょう。
残酷なのも、怖いのも苦手なDAIでもOK。第1巻は全部原作を知っている
お話でしたが、さすがに第2巻は「ラプンツェル」だけでした(^▽^;)。
「結界師」第15巻(田辺イエロウ/小学館)
アニメ化されても作品が荒れずホッとしています。良守が相変わらずで
いいです。このまま妙に引き延ばされことなく展開してくれますように。
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